2026 年 5 月 16 日 ホームページの基本 Mirais チーム / 風間 読了 約 6 分

www は要る?要らない? ホームページの住所の話。

まっすぐ伸びる一本の道

ご自分のホームページの URL を、紙に書き出してみてください。

www.example.com でしょうか。 それとも example.com でしょうか。

どちらが正しい、という話ではありません。 ただし、片方からしか開けない状態になっているサイトを、よく見かけます。

ここを整えておくと、訪問者の取りこぼしが減り、検索エンジンからの評価も安定します。 今日は、その「住所の話」を整理してみます。


まず、www とは何か

URL の先頭につく www は、もともと「World Wide Web」の略です。 「これはホームページですよ」と示すための、古くからの慣習でつけられてきました。

技術的には、www は必須ではありません。 今は、つけても、つけなくても、ホームページは表示できます。

実際、大きな会社のサイトを見てみると、両方の流派があります。

www あり:  www.example.com
www なし:  example.com

見た目の好み、社内の歴史、ブランドの方針。 選ばれている理由はさまざまです。

どちらにも、メリットがあります。 どちらかが正解、というわけではありません。


片方からしか開けない、というケース

問題になるのは、「片方からしか開けない」状態です。

たとえば、こんなケースがあります。

www.example.com   →  開ける
example.com       →  開けない(エラー画面が出る)

あるいは、逆のパターンもあります。

example.com       →  開ける
www.example.com   →  開けない

ご自分のサイトを、両方のパターンで試してみてください。 アドレスバーに www をつけたり、外したりして、開けるかどうかを確認します。

もし片方でエラーが出る場合、それは設定が片側しかされていない、ということです。


なぜ、両方から開ける状態にしておくか

理由は三つあります。

一、訪問者の取りこぼしを防ぐ

訪問者は、URL を必ずしも正確に覚えていません。

ご自分の名刺に example.com と書いてあっても、検索したり、入力したりするときに、無意識で www.example.com と打つ方は、一定数いらっしゃいます。 逆も同じです。

そこでエラー画面が出ると、訪問者は「このサイト、なくなったのかな」と感じて、戻ってこないことがあります。

両方から開ける状態にしておけば、入り口を間違えても、ちゃんと中に入ってこられます。

二、検索エンジンの評価を分散させない

検索エンジンは、www.example.comexample.com を、別々のサイトとして見ることがあります。

同じ内容のページが、二つの住所で表示されている状態。 これを、検索エンジンは「重複コンテンツ」と判断する場合があります。

評価が二箇所に分散し、本来一つに集まるはずだった力が、半分ずつになる。 あるいは、どちらを優先すべきか判断できず、表示順位を下げる。

そうした扱いを避けるために、「正式な住所はこちら」と一本化しておく必要があります。

三、運用の事故を減らす

サイト内のリンク、メールの署名、SNS の紹介文。 ご自分でも、お客様にお伝えする URL が、ばらつくことがあります。

「あれ、www つけたっけ」と毎回考える時間。 スタッフが入ったとき、誰がどちらで書いていいか分からない問題。

統一しておけば、こうした小さな迷いが、まとめて消えます。


一本道と空(遠景・自然光)

どう統一するか、選択肢は二つ

統一の方法は、大きく分けて二つです。

方法 1:www あり に統一する

example.com でアクセスしてきた人を、自動的に www.example.com に転送する設定です。

訪問者から見ると、最初に打った URL がどちらでも、最終的には www.example.com のページが表示されます。

方法 2:www なし に統一する

その逆です。 www.example.com でアクセスしてきた人を、example.com に転送します。

どちらを選んでも、効果は同じです。 「片方が正式、もう片方は正式の方へ送る」という設計にしておく、ということです。

この転送のことを、専門的には「301 リダイレクト」と呼びます。 仕組みの名前なので、ご自分で覚えていただく必要はありません。


確認の手順

ご自分のサイトの状態を確認するには、次の順で見ていただくのが分かりやすいです。

  1. ブラウザで www.example.com を開く(ご自分のドメインに置き換えてください)
  2. アドレスバーの URL が、どう変化するかを見る
  3. 次に example.com を開く
  4. こちらも、アドレスバーの URL がどう変化するかを見る

両方とも、同じ住所に揃っていれば、正しく統一されています。

入力した URL                表示後の URL
─────────────────────────────────────────
www.example.com    →   www.example.com
example.com        →   www.example.com   ← 揃っている

あるいは、

www.example.com    →   example.com
example.com        →   example.com       ← こちらも揃っている

どちらかに揃っていれば、設計として整っています。

一方、こうなっていたら、片側しか動いていない状態です。

www.example.com    →   表示される
example.com        →   エラー画面

設定はどこで行うか

統一の設定は、二つの場所のどちらか(または両方)で行います。

一、ドメインの管理画面

ドメインを契約しているサービスの管理画面で、www ありと www なしの両方を、同じサーバーに向けておきます。

ここの設定が片側しか入っていないと、そもそも片方が「住所として存在しない」状態になります。

二、サーバー側の転送設定

両方の住所が同じサーバーに到着するようにした上で、そこから「正式な住所」へ転送する設定を入れます。

この二段構えで、初めて「両方から入れて、どちらに入っても同じ住所に揃う」状態になります。

ご自分での作業に不安があれば、サーバーやドメインに詳しい方に、二箇所の確認をお願いするのが合理的です。 作業時間としては、それほど大きくありません。


Mirais での扱いについて

Mirais でホームページを作成した場合、www あり・なしの両方からアクセスできる状態を、最初から用意します。 どちらで入っても、正式な住所に揃うように設定されます。

作成された方が、ドメインの管理画面を開いたり、転送の設定を入れたりする必要はありません。

「住所の統一を気にする」という時間そのものを、減らすこと。 これも、ツールの役割の一つだと考えています。

すでに別のサービスでホームページをお持ちの方も、まず一度、ご自分の URL を両方のパターンで開いてみてください。 片側でエラーが出るようであれば、上に書いた二箇所の設定を確認することで、ほとんどの場合は解決します。


まとめ

要点を、もう一度。

見た目を整えることと並んで、住所を整えることも、訪問者への配慮の一つです。

知っておくと、選べる手段が増えます。

Mirais チーム / 風間
Mirais チーム / 風間
システム・技術担当
LPの組み方・ご商売の仕組み化が専門。技術の話を「IT苦手な方にも分かる言葉」に翻訳するのが仕事。男性ビジネスマン読者向けの骨太な解説も。
得意:LP設計・ご商売の仕組み化・サイトの基本
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