SNSが続かない本当の理由。意志の問題じゃないんです。
こんにちは、桜井です。
今日は、ご相談の中でいちばんよくいただくお話を、少しさせてください。
「SNSが続かないんです」 「ブログを書こうと思っても、手が止まってしまって」 「もう何ヶ月も投稿していなくて、いまさら出すのが怖いです」
このご相談、本当に多いんです。 業種も、年齢も、性別も関係なく、ご商売をされている方の多くがおっしゃいます。
そしてみなさん、決まってこう続けるんですよね。
「私、意志が弱いんです」と。
でも私、現場でたくさんの事業者の方を見てきて、思うことがあるんです。
それ、意志の問題じゃないんですよ、と。
「続かない」のは、続ける力がないからじゃない
ある事業者の方とお話ししていたときのことです。
その方はかつて、毎日ご自分のブログを更新していらっしゃいました。 特別に文章がうまかったわけではない、と笑ってらっしゃいました。 ただ、毎日続けただけ、と。
そうしたら、それだけのことなのに、お客様がじわじわと増えて、お仕事のご依頼も自然に入るようになったそうです。
「続けるって、本当に力があるんですね」
そう感じていらしたそうです。
ところがある時期、生活の変化で、少しだけ投稿のペースが落ちた。 特別な理由はありません。忙しかった、気分が乗らなかった、それくらいのことでした。
そこから、もう以前のようには戻れなくなったとおっしゃっていました。
意志が弱くなったからではないんです。 やる気が消えたわけでもないんです。
何が起きていたのか。 今日はそれを、ご一緒にほどいてみたいなと思います。
一度止まると、なぜ再開できなくなるのか
これ、本当に不思議な現象なのですが、SNSやブログは「一度止まると、再開のハードルが急に上がる」という性質があるんです。
たとえばこんな気持ち、湧いてきませんか。
「こんなに間が空いてしまったのに、今さら投稿するのは申し訳ないな」 「久しぶりだから、ちゃんとしたことを書かないと」 「フォロワーさんに『どうしたんですか』って言われたら気まずいな」
止まる前は一切なかった感覚が、止まったあとに次々と生まれてくるんです。
そして気づくと、こう思っているはずです。
「今日も無理だ」
これは、続ける気持ちがないんじゃないんです。 「久しぶりに出すこと」自体に、勝手にハードルが上がってしまっているだけなんです。
毎日出していたときの「ちょっと書いて投げる」感覚は、もうそこにはありません。 そのかわりに、「ちゃんと書かないと」「ふさわしい内容じゃないと」という、別の声が頭の中で大きくなっていく。
これ、ご本人のせいじゃないんですよ。
人の心は、間が空いた行動を「大ごと」として扱ってしまう癖があるんです。
完璧主義の罠
ここからがちょっと面白いところで。
ハードルが上がると、人は「ちゃんと書こう」とします。 当然ですよね。久しぶりだから、いいものを出したい。
でも、ちゃんと書こうとした瞬間、書けなくなるんです。
私、これを勝手に「うまく書こうとした瞬間に止まる法則」と呼んでいます。
ご事業者の方とお話ししていると、本当によく聞こえてくる声があります。
「この文章で大丈夫かな」 「もっといい言い回しがあるんじゃないかな」 「これを出して、評価が下がったらどうしよう」 「他の方の投稿のほうが素敵で、自分のはちょっと…」
毎日出していたころは、こんな声は聞こえなかったのに。
「うまくやろう」と思った瞬間、書き出しが決まらなくなる。 書き出しが決まらないと、気が重くなる。 気が重くなると、開くこと自体が億劫になる。 億劫になると、また止まる。
この連鎖、思い当たる方、多いんじゃないでしょうか。
つまり、こういう構造なんです。
習慣の断絶
↓
再開のハードル上昇
↓
完璧主義の発動
↓
書き出しが決まらない
↓
億劫さ
↓
さらに長い断絶へ
意志が弱いのではなく、これは構造の問題なんですよね。
だから、責めなくていいんです
ここまで読んでくださった方に、いちばんお伝えしたいのはこのことなんです。
ご自分を責めないでください。
「続けられない私はダメだ」 「事業者として失格だ」 「センスがないのかもしれない」
そんなふうに思っていらっしゃる方が、本当に多いんです。
でも、ここまで見てきたように、続かないのは構造のせいなんです。
しかも、過去にちゃんと続けられていた方ほど、その記憶があるぶん「あのころの自分はもういない」と落ち込みやすい。 これも何度も見てきました。
落ち込まなくていいんです。 あのころの自分は、ちゃんとまだいます。 ただ、ハードルが上がってしまっているだけです。
ハードルを下げる、たったひとつのこと
では、どうしたらいいか。
正直に申し上げると、「これさえやれば一発解決」みたいな魔法はないんです。 私自身も、いまだに完璧な答えは持っていません。
でもひとつだけ、お試しいただきたいことがあります。
「うまく書こう」をやめてみる。
これだけです。
たとえば、こんな書き出しから始めてみる。
「お久しぶりです。」 「最近、こんなことを考えていました。」 「今日のお仕事の現場でこんなことがありました。」
うまくなくていいんです。 構成がきれいじゃなくていいんです。 ハッシュタグも、サムネイルも、ひとまず気にしなくていいんです。
「書くこと」だけに戻る。
これだけで、止まっていた指がちょっと動き出します。 そうすると、「あ、まだ書けるんだ」という感覚が、ちょっと戻ってくる。
その小さな感覚が、再開の入り口です。
ご商売の真ん中にいる方へ
最後に、ご事業者のみなさまに、ひとつだけ。
SNSやブログが止まっていることを、お仕事の価値の低下と結びつけないでください。
発信が止まっていても、ご自分のサービスの質は、何ひとつ落ちていません。 お客様への想いも、まったく変わっていないはずです。
ただ、「伝える手段」のひとつが、いまちょっと休んでいるだけ。
それだけなんです。
だから、再開できるときに、再開すればいい。 「うまく書こう」を手放して、ぽつりとでもいいから、また始めればいい。
私、本当にそう思っています。
ご自分のお仕事を続けてきた事実は、何があっても消えません。 そこを大事にしながら、ゆっくり戻っていきましょう。
書くことから、また少しずつ。 ご一緒できたら、うれしいです。
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